思い出あるけど,聞く?
こんにちは.今年も終わりですね.
振り返ってみると,部内の濃ゆい方ばかりが思い浮かびます.という訳で,今回はMiceの人たちについて書きます.圧倒的身内ネタである.
今年の全日本大会で出走した現役部員の機体もしくはその飼い主の方について書きます.走らなかった人には人権が無いという訳では…ない.
失礼な言い回しもあるかと思いますが,すみません.
年越しのお供にどうぞ. では…
●ハーフ勢●
・タニタンv2.0
飼い主の方は前部長である.今年は地方大会にたくさん出張していた.大会が近づく度に「走りますか?」と訊くと,毎回「部長はだめです」と返ってきた.が,結局全日本では決勝に進出していた.これだから部長は部長である.やれやれ.
迷路部屋が混んでいるとハーフ勢は廊下に追いやられがちであったため,よくプンプンしていた.
・鯉住
特徴的なシルクが入っていることから,部内で「ヤクザマウス」や,「コイイレズミ(濃い入れ墨)」などと呼ばれていたようである.
飼い主の方はというと,部室に溢れかえる部員たちの変な発言を1つ1つ拾っては丁寧にコメントを添えて返してくれるので,部室には皆が気持ちよく妄言を吐ける環境が整っていた.
・うむ夫。Jr.
LEDがたくさんついていた.14個くらいついていた.ある日,「そのLED全部使い道あるんですか?」と訊くと,何も言わず,とても悲しそうな顔でこちらを見つめてきた.つまりそういうことだった.
飼い主の方はデバッグおじさんとして猛威を振るっていた.こちらから何も言わずとも,「うむ夫。のワンポイントアドバイス💛」みたいな感じで有益な情報を置いて行ってくれたので,とても助かった.
・しゅべるま~じゅにあ/しゅべるま~
しゃべるま~ではない.クラシックでは既知区間斜めとかいうとても素敵なことをしていた.成功するたび,会場がウェーイという感じになり盛り上がった.
全く関係のない話だが,飼い主の方は製図の授業のTAをしていて,僕はMice部員であるという素性を明かさず添削してもらっていた.TAとしても,とても強かった.
●クラシックエキスパート勢●
・Kryptos
第一印象はアメリカのおもちゃである.とてもかっこいい.機体からこだわりが伝わってきて,さすが飼い主の方…という感じである.とてもかっこいい.吸引しつつ低速で走行するモードを搭載していたようで,その様子はとても印象深かった.
大会前日は就寝しなければ起床失敗しない,という画期的方法を飼い主の方はしばしば実践していたようであり,それを聞いた時は天才かと思った.
・ハセシュマウス ver.5.0
毎回コンセプトを持って新作を作っておられるので,マジリスペクトである.今年は研究がとても忙しそうであったが,あの6輪マウスが走っているところを早く拝んでみたいものである.
マウス芸人っぷりも,早く見たいなぁ.
初代田代賞の方の機体である.飼い主の方は,実はフレッシュマンであった.機体は全くフレッシュマンではなかったが,毎大会最短が決まるまではとても緊張した様子で初々しかった.全日本大会の時,高校生らしき方たちが「FNDさんってキャラ立ってるし,機体も強いからすごいよなー」と言っているのを耳にした.キャラが立っていた.
機体の方は,最短走行時にデコトラ的LEDが残像チックに目に残るので,とても風情があった.
・Greenfield++
駅メロが流れてくる機体だった.飼い主の方は,大会シーズン真っ只中であるにもかかわらず新しい駅メロを作っては「マウス楽しい」と言っていた.それは作曲活動であった.
部室棟や食堂などで甲高い笑い声が聞こえてくると,それはもう飼い主の方である.非常にわかりやすい.
・∞
とてもスタイリッシュな機体であった.が,大会シーズン後半あたりから吸引機構を搭載し,いかつい感じとなったので,「ギャップ…だと…?」と思った.
飼い主の方には東北大会に行く時にほとんど運転してもらったので,とても快適な大会を送ることができた.ありがたや.
また,飼い主の方の影響?により,初年度DCに挑む同輩が生成されたようである.がんばれ.
・Ovis
全日本大会の時は直前までバグが残っていたようであり,とても辛そうであった.
飼い主の方は,部室の電源装置の最遅起動記録ホルダーである.大会シーズンになると部室が閉まりそうな時間に現れることがあるのは,恒例行事のようである.今年も大会直前には23時前に部室に現れ,迷路板を回収して闇夜に消えていった.怖いなぁ.
・noche
実は学生大会でBusterした.が,全日本決勝の迷路でも最短をキメていた.特別賞もゲットしてきていた.やっぱり,ママは須らくしてママであった.
大会前になると,飼い主の方の「部長~ご飯行く~?」の声が聞こえてきて,この声を聞くと「あぁもうそんな時間か…」と思ったものである.
●クラシックフレッシュマン勢●
・たいが
「モータードライバー壊れた」「Lipoから火花出た」「機体落とした」「しんだ」など,なかなかのトラブルをよく耳にした.が,へこたれることなく,全日本のフレッシュマン決勝では斜め最短していた.出走順が自分の1つ前だったので,ほーん…と思った.とても怖かった.
飼い主の方は大会シーズンはなぜかスリッパを履いていて,スリッパのままコンビニへ出かけたりもしていた.とても怖かった.
・猫に小判
ステッパなので大きいが,一目見たら「あ…綺麗…」と思う機体であった.とても整っていた.
斜めの調整をするフレッシュマン勢を見かけては,「これだからスピード狂は…」「僕は安定性を求めるから…」的なことを飼い主の方は言っていた.しかし数日後,部室には黙々と斜めの調整をする飼い主の方の姿があった.結局,皆斜めに収束していくのである.
・hihumint!
急にマーブル柄のマスキングテープでデコリ始めたり,基板にクリスマスツリーを立て始めたり,シーズンを通して落ち着いた姿を見せない機体であった.
飼い主の方はいつの間にかMiceにいて,いつの間にか走っていた.そして進捗が早かったので,とても怖かった.フレッシュマンであるにも関わらず競技中に普段よりむしろ饒舌になるので,その話術はとても羨ましかった.
・シエスタ
全日本大会には出場していなかったが,地方大会にたくさん出張していた.北信越大会では特別賞をゲットしてきていて,結果表を見た時は思わず二度見した.szk先生ととても仲良しになっていた.やなさん.
今年も,ありがとうございました.
年が明けますね.除夜のぬーん…
お し ま い
こんにちは.
全日本大会に参加しました.
●全日本大会●
↑ぬわーん
今年はおしまい.フレッシュマンはおしまい.
↑今年の迷路.F法で往復探索した結果.
いっぱい探索したようですね.ただ,同じF法で往復探索したひふみんとは早めに探索を終えていたようなので,東西南北の優先順位でかなり探索の様子が異なった模様.
運ゲーですね.
今回使ったパラメータも載せておきます.
①既知区間加速ありF法往復(小90deg:450mm/sec,最高速650mm/sec,加速度2000mm/sec/sec)
②直進優先大回り最短(小90deg:450mm/sec,大90deg:900mm/sec,大180deg:800mm/sec,最高速:3000mm/sec,加速度:3500mm/sec/sec)
③斜め最短(失敗)(小90deg:450mm/sec,大90deg:800mm/sec,大180deg:750mm/sec,斜45deg:800mm/sec,斜135deg:700mm/sec,斜90deg:700mm/sec,最高速:2500mm/sec,加速度:2500mm/sec/sec)
④直進優先斜め最短(パラメータは③と同じ)
⑤直進優先斜め最短(小90deg:450mm/sec,大90deg:900mm/sec,大180deg:800mm/sec,斜45deg:800mm/sec,斜135deg:700mm/sec,斜90deg:700mm/sec,最高速:3000mm/sec,加速度:3500mm/sec/sec)
さて.
ひふみんとの人は,ブログにて「僕を引っ張ってくれていた神ぬぬ君が…」などと抜かしているようですね.
…
違いまーす
僕にとっては違いまーす.
僕はただ,パパママたちに道を示され,フレッシュマン同期の進捗にケツを叩かれながらやってただけなのです.あぁーいい話だなー
強くなるには,優秀なパパママ方と進捗すごい同期の存在というものは大事ですね.
モチベーション維持にも.
休む間もなく大会シーズンが終わった感じです.ありがたやありがたや.
●赤子の母子手帳●
いろいろありました.懐かし.
↑生まれたて.闇堕ちはしていない.出身はAmazon.
↑初めてのあんよ
↑スイスイ歩けるようになった
↑尊い犠牲もありつつ(逆挿しした)
↑飼い主も命を削る
↑…お前のせいか…
↑突然のきつね
↑課金の闇を知り
↑そして夜の街へ…
…
ひとまず赤子は お し ま い
大会運営の方々,ありがとうございました.
パパママも,ありがとうございました.
フレッシュマン勢も,ありがとうございました.
ばいぬぬ.
重課金で闇堕ち
●魔が差した●
魔が差しました.
毎日毎日重いLipoを背負わされて…
お尻をカリカリ引きずったまま走らされて…
ストレスから解放されるためには,お金に頼るしかなかったんです.
↑気兼ねなく昼食を楽しめる程度の金額を課金してしまった赤子
しかし社会は課金者に手を差し伸べてくれる程優しくはありませんでした.
立ちはだかる社会の壁…
↑立ちはだかる高い高い社会の壁(ただの壁)
何とか上手くやっていこうと思ったものの,やはり壁にぶつかりました.
厳しい労働に耐えられず,体はボロボロ.
ついには闇の力に頼らざるを得なくなったんです.
手術は真夜中に執り行われました.
ウィィィィィィィィン…(リューターが回る音)
…………
や,闇堕ちだぁ!(メタルロック)
………
学生大会に行きました.
●学生大会●
マイクロマウスの学生大会に参加しました.
↑ぬぬーん
東北大会の頃はターンが全然安定していなかったのですが,課金したら突然安定しました.
重心って大事なんですね.ステッパ勢は適切に課金しましょう.
大会前日の夜,ターンの調整を全て終えてサーキットを試しているとき,壁にぶつかってセンサーLEDが曲がってしまったのでとても切なかったです.
エポキシで固定していたのですがなかなか信用ならない.
夜な夜なエポキシを削り,メタルロックで固めました.
メタルロックはリューターで削れない位カチカチだったので,後悔しないことを前提に固定するにはオススメです.
もう大会シーズンも終盤ですね.
頑張りましょう.
では,ぬぬ.
きつね,ねずみ,25%OFF
こんにちは.
東北大会に行きました.
●きつね●
大会前に寄り道です.
ねずみを作る集団なのに,敵地きつね村に潜入しました.
まさに袋のねずみ.
↑独自の進化を遂げ,もふもふクッションになることに成功したきつね
他にもジンギスカンを食べに行ったりと,人間らしさを充填しました.
来年のフレッシュマンにも是非行ってほしいですね.楽しかったです.
●ねずみ●
マイクロマウスの大会に出場しました.
↑『 アカゴ はけいけんちをゲットした.レベルが 1 あがった.』
大会本番では大回りターンのバグが発現してくれました.
ちなみに,前回の東日本大会でも別のバグが発現してくれました.
(デバッグおじさんの力により,いずれも原因は判明済み.デバッグおじさんになりたい.)
小さい迷路では限界があるので,やはり大会で大きい迷路を走らせて貰うのは貴重な経験です.
何事もトライアルアンドエラー 大事です.
そして,エキスパートクラスは比にならないことがよくわかります.
●25%OFF●
右目の下瞼に現れたものもらいを右目の上瞼に感染させるという高級テクを発動してしまったため,大会期間中視界が常に25%OFFの状態でした.
数少ない大会なのにもったいないです.
マウスの体調も大事ですが,飼い主も万全でなければ経験値ダウンです.
見えないのつらい.
総じて振り返ると,楽しかったです.大事なことです.
企画して頂いた先輩方,たくさん運転して頂いた先輩方,ありがとうございました.
では,ぬぬ.
母国語は,日本語
こんにちは.
今回は演算子の優先順位についてです.
●おじさん様様●
発端は,壁情報の記録がなかなか上手くいかなかったことです.
壁がないところに壁を作ったり,壁があるところに壁を作らなかったり…
結局デバッグおじさんに手伝って頂きつつ解決しました.
デバッグおじさんになりたい.
具体的にどんなミスだったかというと,
壁情報を格納するときにビット演算を使っているのですが…
↓のような条件を使っていたんですね.
if(a & b == c){…}
意図としては,「aとbをAND演算したものがcと等しければ」,つまり青色の部分を先に計算して欲しかったのですが,これがダメだったらしいです.
というのも…
↑ビットシフト,不等号,等号,ビットAND,ビットOR,論理AND,論理ORの優先順位
優先順位 あるぞ
演算子にまでヒエラエルキーを作るとは,人間も罪深いですね.うぬぬ…
という訳で,
if(a & b == c){…}
こっちが先に計算されてしまっていたみたいですね.
分かったらOKOK…これをこうですね.
if((a & b) == c){…}
いやぁ,括弧最強ですね.
ミスしないためには,優先順位どうこうを考えるよりも,とりあえず括弧をつけるようにした方がミスを防げるかもしれないですね.
なかなか見つけにくいミスなので,気を付けるようにしましょう.
でも,初めての方はミスしてもしょうがないのではないでしょうかね…
だってC言語ですもんね.
母国語は,日本語ですからね.
では,ぬぬ.
熱いよ赤子
こんにちは.
今回は,LiPoの怖さを伝える啓蒙活動をします.
●LiPo怖い●
この記事を書こうと思ったのは,LiPoをショートさせてこんな状態にしてしまったからです.
↑危ない危ない.
LiPoをこんな風にしての率直な感想ですが,
命を削りました
大袈裟だと思うかもしれませんが,
LiPoは危ないらしいということは知っているけれど,実際どの程度かはわからないという人の前で,いきなりLiPoが音を立てながらぷくぷくと膨らんでいったら
これから何かやべぇことが起こる(程度は分からないけど)と思いますよね.
ある程度の知識は持って使い始めるべきでしたね.命を削りました.
特にこれからLiPoを使うという方は,この記事を読んで危ないものを扱うんだなと意識して頂ければ幸いです.
●原因●
↑戦犯だよ
そもそもの原因は回路がショートしてしまったことなのですが,その原因が↑です.
トグルスイッチの金属カバー部分が,スルーホール基板の上から0Vと12Vを繋いでしまったんですね.
暫くの間は何の問題もなく機体を動かしていたのですが,ONOFFしているうちにスイッチが傾いて繋がってしまったようです.
はんだ付けの際に気付かないとダメでしたね.これから機体作り始める人は注意しましょう.
●実際どんな感じなのか●
LiPoへの正しい対処法は断言できません(誤った情報をお伝えする訳にはいかないので…).なので,当時どんな状況だったのかをお伝えします.
まず,LiPoが激熱になります.
いつも通り隣に機体を置いて作業,さあ書き込もうと思ってたまたまLiPoのケーブルを触った時,熱すぎて意味わかりませんでした.
ほんと熱いんです.
もう何が何だかよくわからなかったのですが,
とりあえず引っこ抜こう
と思ったんですね.
その激熱なブツをどうやって触ったのかは全く覚えていません.
そんなこんなでとにかく引っこ抜いたのですが,意外と簡単に外れてくれました.
電源コネクタごと.
…
熱ではんだ溶けました
幸か不幸か外れてくれたわけですが,その後風船から空気が抜けるような音を立てながら,ぷくぷくと膨らんでいき,
マッチョな人が力むと服が破けるあのシーンのように(ほんとにこんな感じです)中の3セルがメリメリと外装を破きながら現れました.
その後は周りに燃え移るものがなさそうなところに移して,
破裂するの?しないの?という駆け引きを二,三十秒行ったのち(遠目から),
実績と信頼の整備長に処理をお願いしました.
以上です.
お役に立てるかは分かりませんが,気付くポイントとしては,
1.激熱
2.風船から空気が漏れるような音
3.匂い(明らかに異臭)
くらいでしょうか.
とにかく,自分の身を守ることを最優先にしましょう.
では.ぬぬ.